でもその料理ができないせいで、龍成には大変な思いをさせている。
仕事で疲れて帰っても龍成は二人分作ってくれる。龍成の作る料理は普通に美味しい。
本当にしんどそうな時は外食だったりお弁当とか出来合いの物だけど、わたしが作れたら龍成の負担は減るはず。
幸せにする以前の問題だよね。やっぱり料理ができないのは女として情けないもの。それも男の方ができるだなんて。
「まぁ、なんとかやってるかな」
「ふふ。じゃあなにがいい?旦那さん、何が好きなの?」
えっ、と…。
わ、わかんない…!あいつ、何が好きなんだろ……?!
「いっ!いいよ!お姉ちゃんが一番得意な料理で!」
「う~ん、得意なものってないのよね。ど定番でハンバーグとオムライスにする?」
と、得意なものがない?!じゃあ全部普通に作ってあれだけ美味しいってこと?!
…嫌味に聞こえるわたしはきっとひねくれてるんだろうな。
「じゃ、それで!」
ハンバーグとオムライスなら外さないよね!嫌いな人はいないはず!
仕事で疲れて帰っても龍成は二人分作ってくれる。龍成の作る料理は普通に美味しい。
本当にしんどそうな時は外食だったりお弁当とか出来合いの物だけど、わたしが作れたら龍成の負担は減るはず。
幸せにする以前の問題だよね。やっぱり料理ができないのは女として情けないもの。それも男の方ができるだなんて。
「まぁ、なんとかやってるかな」
「ふふ。じゃあなにがいい?旦那さん、何が好きなの?」
えっ、と…。
わ、わかんない…!あいつ、何が好きなんだろ……?!
「いっ!いいよ!お姉ちゃんが一番得意な料理で!」
「う~ん、得意なものってないのよね。ど定番でハンバーグとオムライスにする?」
と、得意なものがない?!じゃあ全部普通に作ってあれだけ美味しいってこと?!
…嫌味に聞こえるわたしはきっとひねくれてるんだろうな。
「じゃ、それで!」
ハンバーグとオムライスなら外さないよね!嫌いな人はいないはず!