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~回想~
先日の瑛心宅にて。




「紗彩ちゃん、勉強じゃましてごめんね 」


と、翔和さんが出ていった後すぐ、、


瑛心くんはそろりとベッドを降りて、うちの隣に座った。



「…、ねぇ。僕より兄ちゃんと話してる方が楽しいわけ?」


瑛心くんは、うちを見ずにその場にあったシャーペンを弄びながら、むくれたように聞いてきた。