―――…


ポカンとしてる勇介は
すごく間抜け。


すると―――…

フラッと勇介の姿が
目の前から消え……た?



勇介はそのまま
横たわって倒れてしまった。



「――…え。
 ちょっと勇介っ?」


『――ク…ト…』


「 えっ? 」


『ノックアウト。』



そんなふざけたことを
相変わらず口にする勇介。


脱力している姿に
思わず吹き出して
二人で笑った。