________ ー翌日ー 「優ーおっはよ!」 綾が笑顔で大きく手を振っている。 俺はそれに小さく手を振り、 綾の元へ急いだ。 「綾、優くんに迷惑かけちゃダメよ?」 紗英さんは小さい子供に言うように 綾に言った。 綾はわかったのかわかってないのか 曖昧に頷いていた。 紗英さんは俺の方を向いて 「優くんよろしくね」 俺は大きく頷いて 「任せてください!」 そう言った。