【美羽side】
***
棗くんと暮らすようになって4日。
今日は日曜日、棗くんと過ごす初めての休日がやってきた。
朝6時半に起床した私は、朝ごはんに取りかかる。
棗くんは朝が苦手らしく、いつも私より遅く起きるのだ。
目が覚めると、いつも怠そうにベッドの中でモゾモゾしているのをよく見かける。
「これくらいかなぁ……」
目の前でグツグツと煮えているのは、トマトスープ。
カップ麺生活をしてきた棗くんは、恐ろしく野菜が欠乏してると思った私は、野菜中心の食事を心がけていたりする。
「あ、ハムの焼き具合もバッチリだ」
今日は、厚切りハムに、ふわふわのスクランブルエッグ。
「主食は……パンにするか、それともごはん??うーん、どうしようかな……」
「それなら、パンがいいな」
……え??
独り言に返事が返ってきて、私は慌てて振り返った。
すると、寝癖をつけた棗くんが私の後ろに立っている。
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棗くんと暮らすようになって4日。
今日は日曜日、棗くんと過ごす初めての休日がやってきた。
朝6時半に起床した私は、朝ごはんに取りかかる。
棗くんは朝が苦手らしく、いつも私より遅く起きるのだ。
目が覚めると、いつも怠そうにベッドの中でモゾモゾしているのをよく見かける。
「これくらいかなぁ……」
目の前でグツグツと煮えているのは、トマトスープ。
カップ麺生活をしてきた棗くんは、恐ろしく野菜が欠乏してると思った私は、野菜中心の食事を心がけていたりする。
「あ、ハムの焼き具合もバッチリだ」
今日は、厚切りハムに、ふわふわのスクランブルエッグ。
「主食は……パンにするか、それともごはん??うーん、どうしようかな……」
「それなら、パンがいいな」
……え??
独り言に返事が返ってきて、私は慌てて振り返った。
すると、寝癖をつけた棗くんが私の後ろに立っている。