｢傍にいるって決めた……なのに、私はまだ怖いのっ……。全然覚悟なんて出来てないっ、口先だけっ……｣
｢でも、美羽は強いよ……。それでも傍にいることを決めたんだから……｣
真琴ちゃんの手が、私の背中をポンポンとあやすように叩く。
それに、私は甘えるように泣き続けた。
｢美羽、ほら……｣
泣き止んだ頃、私のために、真琴ちゃんがハンカチを濡らしてきてくれた。
私の目に、真琴ちゃんが濡らしたハンカチを当てる。
｢冷たくて気持ちいい……真琴ちゃん、ありがとう｣
｢んーん、気にすんな｣
どうやら、ものすごく赤く腫れてしまっているみたいだった。
真琴ちゃんはそんな私の頭をポンポンと撫でてくれた。
