気が付いたら、グループトークに書きこんでいた。
『昴が……昴が、いなくなったの! 助けて……!』
私の様子が普通じゃないことに気が付いたのか、紗英と涼くんはすぐに来てくれた。
「ど、どうしたの、梨沙?」
「……昴がいなくなったって、どういうこと? だって、昴はもう……」
「違うの……!」
「え?」
「違う……昴は、いるの……幽霊になって……」
顔を見合わせる紗英と涼くんに、私は全てを話した。
昴が幽霊になって現れたこと。
自分が死んだ時の記憶がないということ。
この夏休みの間、いつも私といっしょにいたこと。
そして……その昴が、いなくなってしまったこと。
『昴が……昴が、いなくなったの! 助けて……!』
私の様子が普通じゃないことに気が付いたのか、紗英と涼くんはすぐに来てくれた。
「ど、どうしたの、梨沙?」
「……昴がいなくなったって、どういうこと? だって、昴はもう……」
「違うの……!」
「え?」
「違う……昴は、いるの……幽霊になって……」
顔を見合わせる紗英と涼くんに、私は全てを話した。
昴が幽霊になって現れたこと。
自分が死んだ時の記憶がないということ。
この夏休みの間、いつも私といっしょにいたこと。
そして……その昴が、いなくなってしまったこと。