登山道へと向かう仁科の小さな背中を見つめながら、僕は足を動かしていた。
これから、僕たちは昴を探しにいく。
大晴山の山頂付近にあるという〝星見台〟。
きっと、昴はそこにいる。
何となくだけど、そんな確信があった。
一年前に亡くなったはずの……昴の幽霊が。
これから、僕たちは昴を探しにいく。
大晴山の山頂付近にあるという〝星見台〟。
きっと、昴はそこにいる。
何となくだけど、そんな確信があった。
一年前に亡くなったはずの……昴の幽霊が。