「あー!くっそーまた振られた!」




「懲りないね」



さっきの事が無かったかのように


笑顔で伸びをする玲。



「えっーと?…今日で6回目だな!」


フェンスに肘をついて校庭を見下ろす。


「6回告って6回振られる男なんてなかなかいないよ?」



彼とは中学から5年目の付き合いになる


親友に近い存在。



「まぁ玲の事は好きだけどね」




「付き合ってください!!」