「あの子は横澤美波て言って
生まれてからずっと一緒なんです(笑)」

横澤の話をし始めた途端

表情が柔らかくなった


「へぇ…。そうなんやなぁ
俺もそんなやつ欲しいわ(笑)」


俺を見て、一瞬固まる優愛さん


「みぃちゃんが、気になりますか…?」


不安げに眉を下げて
目は、ウルウルして…。


ああ、もうだめだ…。


そう思った時にはもう遅かった

俺は、優愛さんを抱きしめていた



桂都side Fin