「それにしても優愛は、料理上手だよねぇ
この弁当も、自分で作ってるし！」
「そんなに上手じゃないよ？
お弁当とか、一人暮らしする時の為に
やってるだけだし…。」
ね、先生？とみぃちゃんが先生に言うと
「俺、その卵焼きめっちゃ美味そうやなぁって
見ててん（笑）やっぱり手作りやったんやな！優愛さんは女の子やなぁ！」
ニカッと笑って言う先生に
心臓がうるさくなった。
「卵焼き、ですか？一つ食べますか？」
(いやいや、まてまて優愛。
何をやってるんだおい。)
焦りながらも、どこか期待していた
「え！まじで？！１個貰ってええか？」
そう言って、先生はお箸で卵焼きを
つまんで食べた。
ﾄﾞｯｷﾝ ﾄﾞｯｷﾝ ﾄﾞｯｷﾝ
心臓が煩い…。
