「ほら〜、並べ〜!順番来んぞ〜!」

引率の先生は、担任の原先生


「原っちおはよ〜!今日もいい感じに
眩しいねぇ〜!!(笑)」


後ろからつつきながら

先生に挨拶をした(挨拶…?(笑))



「てめっ、誰かと思えば
優愛かよ(笑)お前の頭もいい感じに
カランポロンかぁ?(笑)」


私の学校では、先生と生徒の会話を
タメ口にしているせいか

他の学校の生徒からは
好奇の目で見られることも多かった


「昨日勉強した?うち全然してない(笑)
これ本気で落ちるかも(笑)」


そう声を掛けてきたのは親友の

横澤 美波(よこざわみなみ)


「みぃちゃん、嘘だよね?
みぃちゃんが勉強しないとか有り得ないもん」

真顔で返事をすると


「あのね、優愛。なんでうちがあんたと
同じ高校選んだと思ってんの?!?!」


ふぁっ?!?!


「ぇ、えぇ…?なんで???」

ハテナマークを浮かべる私に

チョップを食らわすみぃちゃん


「あんたに寄ってくる虫けらを
排除する為に決まってんでしょ?!?!?」


怒りモードのみぃちゃんに
若干引きながら

会場となっている体育館へ
入りかけの入口に立っている人に

ふと、目を向けた