「っ…!!」
ドクドク脈打つ心臓が痛くて
思わず手を当て握りしめた。
そんな、そんなっ、
ダメだよ、なんで?
なんでこんなに苦しいの…っ。
「ここは、起筆が大事。
この字は柔らかい印象だけど
すごく書きにくいから注意な〜。」
そんな事を考えてる内にも
授業は進んでゆく
私は、先生から目が離せないでいた
ぼーっとし過ぎてたのか
隣に先生が来たのすら気づかなかった
「優愛さん、、??」
っ?!?!?!
なっ、何が起きてるの?!?!
「へっ?は、はいっ、」
キョドり過ぎて、
「また会ったね。合格出来たんだな
おめでとう。」
そう、優しく微笑んだ