リオがあった男の子はゆう。とても優しくてまるで紳士的な男の子だった。
その当時同じアパートだったから一緒に帰ったいた。
小学1年生
ゆうが話しかけてきた。
「今日一緒にかえらない?」私は「別にいいよ。」と返事を返した。
その時は別に一緒に帰るだけで
何にもなかったがこれからそれが
こんなにも 愛おしくて 哀しい恋の
始まりだったコトに私でさえも気付かなかった。
一緒に帰ってからもう何週間もたった
私はゆうともう一人の女友達と3人で帰ったいた。
別に誰かに 冷やかされても
同じアパートだから別になんともない。そう思っていた。
同じアパートだからお互い遊んで
とても楽しかった。
1年が過ぎて
小学2年生になった頃
私はは悲しい知らせを聞くことになった。
ゆうが転校することだった。
考えてもいなかったこの出来事に
私は言葉が出なかった。
別にスキだから離れてくないという
特別な感情でもない。
だけど 今まで一緒にいたのに
急に大きな穴があいたようだった。
私はゆうにその事については
何にも聞かなかった。たぶん
聞けなかったんだと思う。
もしかしたら 何かの勘違いで
聞き間違いだって事を信じたかったんだ。
でも別れは やってきた。
先生がゆうを教室から遠ざけて
クラスのみんなでお別れ会を開こうという
議題が出された。聞き間違いでもなくて2度目のショックを味わった。
心のどこかで先生までもそんな嘘をつくの?
なんて考えてしまった。
お別れ会の内容は
さよならドッチボール大会と
鬼ごっこに決まった。
私はドッチボールが苦手で 鬼ごっこならいいのになどと思った。
お別れ会当日その日は引っ越しの日だった。
ドッチボールをして私は逃げていると
顔面に当たりそうになったとき
前に何かが通った。
それは ゆうだった。私をボールから守ってくれたのだった。
私はとてもうれしくてなんだか 勇気出てきた。
最後にみんなでお別れの言葉を言って
ゆうからみんなにもお別れの言葉が言われた。