そう思いながら後ろを振り返る。

すると男の子が自分の目の前まで来ていた。
男の子は私のほうをじっと見ている。

そして、私の手を強く握りしめてきた。

「お前、死ぬなよ。早まるな。悩みとかがあるならさ、俺でよかったら相談乗るから。とにかく死んでしまったらなにもかもおしまいだろ、
だから死ぬなよ!」

男の子は強い口調でそう言った