『ってことがあったわけ!』



「ふーん 笑」



彼女は横澤 梨央。



中学から一緒の言わば親友。



『確かに、頭もいいし運動も出来るかもしれんけどさ!』



「春奈だって、top20に入ってるもんね 笑」



『そう!』



「でも、大橋君 めっちゃ人気やん」



『その女子達に眼科紹介してあげなあかんわ』



「うちら、女子からすれば眼科紹介してあげなあかんのはアンタやで 笑」



『え?』



「イケメンで頭良くて、運動も出来るし。完璧やん。」




『意味分からんし。性格なんか最悪やん。』



ドンッ



『痛っ』



「誰が性格最悪なん?」



梨央と話してると頭に何かがのしかかってきたと思えば、期限の悪そうな秀太の声が上から聞こえてきた。



『…重い!』



「俺の質問答えろ」



『え、なんやっけ?』



「は?」



『とにかくどいてって!』



こんなやり取りばっか毎日見てる梨央



「仲良すぎやろ」



って言うてくるけどこれのどこが仲いいわけ!?