『クロ…』



「僕はもう、君の傍に居れないけれど、あまりにも泣くから会いにきちゃったじゃないか。神様に頼んで」



『隣に、君がいないんだよ?もう…逢えないんだ…そう思うと涙が出てくるよ。だから、…どこにもいかないで…』



大粒の涙を地面に零してシロはクロの手を握った



『ねぇ、シロ。いつかは…お別れが来るんだよ。僕等は出逢ったんだから。』