「僕は、泣けないんだよ?知ってるだろう?泣き方が分からないんだ。君ばかり泣いてズルい」



『ズルいとか、言われても。』



シロはお腹を抱えて笑い始めました



「何がそんなに面白いのさ」



『君の全部だよ』



『君のあったかい優しさ』



『君の凛とした横顔』



『僕の隣で眠る君の瞳』



『不意に触れる君の柔らかな手』



『女の自分の事を僕と呼ぶ君が…』



「なに?面白いの?」



『とても…とっても愛おしいよ』