「うん…祈るよ。君が、うんと幸せになれるように。その幸せな時間を僕も一緒に過ごせますようにって…」



涙を拭いて、ニッコリ笑いながらシロは言った



『バカだなぁ。幸せになんてなれてなくていいよ、僕と君が出逢える事だけ祈っててよ。神様は結構ケチなんだから。』



「ケチなんて言っていいの?」



『ダメだけどね。あ…時間だ。』