それで、奏多っていうのは、私の幼なじみ。
それが大の心配性で…。
ついでに言うと…つい最近告白されたばっか。
私は奏多のことをそんな風には見てなくて。
少し気まずいんだった…
その話は置いといて……男と遊んでたなんて知られたら、恐ろしい!!!!
「あのー、聴いてます?留優果さーん。」
「あ、は、はい!」
「もう!まあまあ、今日くらいはさ!だって咲樹(サキ)がお互いテスト最終日だし、パーっと遊ぼうって。それにちゃんと咲樹のこと紹介しておきたかったしさ!」
咲樹くんっていうのはいろはの彼氏で…
いろはは私が上の空だったことに呆れながらも、私を説得して来た。
「そうそう!テスト頑張ったしさー!」
日和莉も一緒になって…。
「あーもー!分かった!今日だけ。奏多には絶対内緒でよろしくお願いします。」
「もちのろんー!バレたらいろはが何されるか恐ろしいよ、、、」
いろはは言いながらぶるぶるっと震えた。