- 11話-鳳崎 茜side- -
面と向かって別れるつもりだったのにいざ顔を見たら愛おしくて仕方がなくなって何も言えなくなった
自分から仲良くしたいと言っておいて勝手にこっちから縁を切ったら絶対嫌われてしまう
「…っ。ごめん。……ごめんなさい」
長々と綴った文を"送信"を押す
その日は今までにないほど大きな声で泣いた
………………………………
……………………
…………
重苦しい気持ちの中真っ黒な車に揺られる
そのうちに見えてきたでかい門の前には2人の警察官
多分何かあった時のための護衛なんだろうな
さっと横を通り過ぎた時目に入ったのは黒い髪に切れ長の瞳
「嘘。……祐征さん?」
未練がましく付けてきた赤いリングのネックレスが力強く主張してきた気がした
面と向かって別れるつもりだったのにいざ顔を見たら愛おしくて仕方がなくなって何も言えなくなった
自分から仲良くしたいと言っておいて勝手にこっちから縁を切ったら絶対嫌われてしまう
「…っ。ごめん。……ごめんなさい」
長々と綴った文を"送信"を押す
その日は今までにないほど大きな声で泣いた
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重苦しい気持ちの中真っ黒な車に揺られる
そのうちに見えてきたでかい門の前には2人の警察官
多分何かあった時のための護衛なんだろうな
さっと横を通り過ぎた時目に入ったのは黒い髪に切れ長の瞳
「嘘。……祐征さん?」
未練がましく付けてきた赤いリングのネックレスが力強く主張してきた気がした