「んじゃあ、三人とも頼めるか?」 「いいよ」 「構わない」 「遙音の結婚とか、なんかすげーなー」 三者三様の返事を受けてから、遙音は笑満の方を見た。 笑満が肯く。 「咲桜はあたしの方の席にいてもらうことになるけど……大丈夫? 先生と一緒に遙音くんの親族席にいる?」 「なんで?」 「なんでって……あんときみたいになるかもよ?」 「あ」 笑満の心配に思い至った咲桜は間抜けな返事をしてから顔を覆った。