「ならmidnightに囚われてる場合じゃないでしょ」
地面に伸びてへばってる奴以外、目が覚めたのか全員が頭を深くさげた。
これ以上何かを仕掛けてくる気はないっぽいから、反省してるのは本当なのか。
「じゃあ、さっさとどっか行って。刹那を別の場所に行かせたいから」
3人は肩を震わせ、もう一度謝ってから気絶してる仲間を連れて、姿を消した。
「刹那!」
「碧音っ」
あいつらが完全にいなくなったことを確認してから2人が小屋に入ってきて、碧音の傍に寄る。
「刹那、苦しかったね。ごめん」
碧音の背中にそっと手を当て、子供をあやすように擦る。
何でもっと早く見つけてあげられなかったんだ、そう思っているのか後悔で表情が歪む。
「碧音、目開けて。もう俺達しかいないよ。助けにきた」