『では、卒業するまではー…』




あー、ここの人の話長い

しかも、凄くつまんないや


「今日、教習受ける方は受付までお願い致します」


早速、教習だ!最初は優しい先生がいいなー
自動車学校ってオジサンって言うイメージしかないけど、ここ若い人多い…

なんでなんだろう



「では、カードをココに通してもらって。本日の教習時間、担当の方、教習車番号が記入されましたら原本をもらってください」


「はい。あの、返却はー…」


「横に返却箱があるのでそこに入れてもらえれば大丈夫です。」


「分かりました、ありがとうございます。」


よし、頑張るぞ〜!





~♪




『只今から教習を始めます』





「〇〇になってる方〜」


「特別教習の△△になってる方〜」







え、待てよ。私の今日の担当の先生の名前が、全く聞こえない


「あっ、すみません。〇□さんってー」


「最初はシュミレーションだから、204号室だよ」


「そうなんだ…ありがとうございます!」




翔虹は言われた204号室に走って向かった。



「すみません、遅れました」


「大丈夫ですよ!そこに座ってください」


「…はい」





〜♪





「はい、今日はここまでです。お疲れ様」





全く先生に指摘されなかったんだけど、大丈夫だったのかな

少し心配になる




「君さっき…」


「あ!先程はありがとうございました!」


「大丈夫だよ!よく間違える人いるから、気にしないで!」


なんて、優しい先生なんだろう

わざわざ、気にかけてくれるなんて





〜♪



『只今から教習を始めます』




あ〜緊張する

今から実際に運転するんだ

ヤッパリ、二輪とは全く感覚が違う









〜♪




終わった。疲れた。どっと。


「真っ直ぐ帰ろ…」





翔虹は原本を返却口に入れ、バイクだ真っ直ぐ家に帰った。