『どうして…ここに。』


この前は夏祭りだったから分かるけど、
わざわざ隣町のショッピングモールに?


「そんなに瑠愛に会いたくなかったぁ?」


鏡を見ながらピアスを耳に当てて笑ってる。

そう言えば私が逃げるとか思ってて、
楽しんでるんだ。


" 堂々としなさい。"


『別に、元気そうで何よりって思っただけ。』


私の言葉に瑠愛と紫苑も驚いていた。