紫苑side


信歩の様子を見てホッとする。


「これで安心出来るね?
俺らの近くに居れば守ってあげれる。」


【まだこれからだ。
このまま何も起こらないなら良いがな。】


さっきの『朱雀』を思い出す。


アイツらが信歩を信じずに追い出した…。


「まぁ、何かあったら守れば問題なし!」


【最悪な状況だけにはならねぇと助かる。】


信歩の居場所を二度も失わせる訳にはいかない。


紫苑sideEND