「信歩の事言ってんなら違ぇだろ。」


「貴方の行動の方が問題があるのでは?」


「…男として最低だよね〜。」


「俺らの姫が怪我したらどうする。」


やっぱり、あの子が信歩の次に姫になった。

信歩のあの様子を見てたら
信歩と瑠愛って子の間に何かあって
『朱雀』から追い出されたってのが濃厚の線。

それをこの男は1mmも考えなかった?


「精々、気を付けるんだな。」


そう言って『朱雀』は俺らの前から姿を消した。