「なんでっ??」

7つしか横を通ってないはずのお墓・・・。

それなのに墓地の入り口は、はるか遠くにポツンと見えるか見えないかぐらいの距離になっていた。

『そうだ!SとRは?』

周りを見回しても、懐中電灯の光らしきものは見えない。

『ココニハ、ワタシシカイナイ・・・。』

突然恐怖にかられた。

『逃げなきゃ。』

なにも考えないようにして、入り口の方へとただひたすらに走った。

いつまでも見えてこないゴール・・・。

それでも私は走るしかなかった。