隣の家に住む和泉昴(いずみ すばる)は、あたしの幼馴染だった。 幼稚園も、小学校も、中学校もずっと一緒。 朝ごはんも登下校も、時には夕飯でさえ。 まるで家族のように、あたしたちは一緒にいた。 それは、お母さんが亡くなった後も。 そんな日々が、あたしは当然のようにこの先も続くと思っていた_________。