ゲームセンターから出ると外がとても静かに感じた

「咲、次はどこに行くの?」

問いかけに返事がなかった

私が咲を見ると咲は眉間にシワを寄せ険しい顔をしていた

「どうしたの?」

咲が指差す方を見ると、私達と同じ高校の制服を来た人が前を歩いていた

「あれ、斗真じゃん」

確かに坊主であの高い身長…

「なんで斗真ここにいるの?部活もあるのに」

「声掛けてみようよ」

私がそう提案すると、

「斗真ーー!!!」

咲は人目もはばからず、大声で斗真君を引き止めた