はあ、嫌だなあ。自分。

こんなに心では悪態をつきまくっているくせに、

肝心なことは言えなくて。

すると、

「はいっ、じゃあ、水分補給~♪」

明るく、あくまで幼稚。

花たちから可愛がられている、

相浦 直紀(マサキ)。

直紀はそういうと、あたしの頭をわしずかみにして、

個室のトイレに連れていった。

そして____...。

「はい、どーぞ♪便器のお水...恵みのお水!」

意味不明だ。

馬鹿なのか。

そう思った時、花たちがゾロゾロと近付いてきて、あたしの手を拘束した。

右手をルイ、左手をゆう。

そして、花があたしの頭を踏みつける。

必死に抵抗したが、まもなくあたしの頭は和式トイレに埋められた。

ぴちゃぴちゃ、と、便器の水の音が女子トイレ内に響く。

___ああ、辛い。