「玖音からお前の魔力は封印されていることと、その封印が解ける時、お前が世界を救わなければならないことを聞いた」






「そうそうそうなんだよ!!怜桜がなんて言おうと私は普通の魔法使い.........て、え?」








いつになく真面目な顔で静かにそう言った怜桜の台詞があまりにも予想外すぎて喋っていた台詞を詰まらせる。






お兄ちゃん封印のこと話したの?







「............えー、あーうん。そーみたいなんだけどね?ほら、私ってこんなじゃん?今日もちゃんと魔法使えずバケモノに捕まってるくらいだしさ。あんま実感ないってゆーか、私にはまだまだ全く関係のない話に聞こえるってゆーか」






とりあえずそのことについて苦笑いを浮べながらも私の意見も述べる。