玖音は紗久の封印が解かれることを恐れている。 だから今、封印が解かれていないのか魔法で確認したのだろう。 「俺は世界を救わなければならないような戦いに紗久を巻き込みたくない。だから協力してくれないか」 意志の強い瞳が俺を捉える。 俺の答えなんて初めから決まっていた。