「悠は?」 「紗久の飲み物買いに行った」 「ふーん」 こちらに近づきながらあまり興味なさそうに質問されたのでこちらも手短に答え、何とも味気ない会話が成立する。 そして...... 「光よ、我の瞳に他の者の魔力を映し出せ」 流れるような動きで。 玖音が詠唱を唱えた。