「別に。変わらず眠ってる」
玖音に答えながらも窓の外をふと見つめる。
空に広がる色は晴天の青ではなく夕暮れの茜色。
玖音がここに来られたということは体育祭も終わり、もうあれからかなり時間がたったのだろう。
紗久は巨大生物に対し膨大な魔力を放った。
そしてその魔力はあの巨大生物を破滅へと導いた。
あんな派手なことをしたのに周りの者はほぼ事の重大さに気づけていない......いや、あまりにも不可思議なことについていけないようだった。
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