side悠 炎天下の中、汗を流しながら体育祭を楽しむ生徒を横目に。 俺は怜桜と一緒に百花の生徒のためだけに用意された席に座っていた。 各団の応援席にはそのまま直射日光が降り注ぐのに対し、百花の席の上には立派で無駄に豪勢なテント。 おまけに椅子はふわふわのソファーだ。 百花繚乱はこれでもかというくらい相変わらず扱いが特別であった。