声にならない悲鳴をあげながら、バケモノのお口目がけて落ちていく。






この絶望的な状況を打破することができるのは私のない頭に浮かぶ限り、ただ一つ。







魔法だ。






使い手の力量によって願いを具現化する万能なもの。






だがしかし、万能なものでも一つだけネックがある。