「魔法が使えない?」





「何で私たちは闘っていたのだろう」





「あれ、痛くない。生きてる......」







私の魔法の元、人々は戦争を止める。



いや、もう戦争を続ける意志も、意味もなくなったのだ。








「.........やってやったり」






ドサッ






「「紗久!!」」







力尽きてその場に倒れた私の元へ玲桜と悠が慌てて駆け寄る。







私を玲桜が優しく抱きかかえ、私の右手を悠が優しく包み込む。