みんなみんな闘っている。
死体が山のように転がっている。
「.........っ」
ああ、これが世界の終焉。
コ ン ナ セ カ イ ナ ン テ ワ タ シ ハ ノ ゾ マ ナ イ
「ゔぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
パァァァァァッ
溢れて溢れて止まらない。
涙と一緒に溢れる私の中の何か。
熱くてどうしようもないそれをただ放つだけの私。
「さ......く......、やめて、......や、や、めてくれ。それを解かないでくれ」
倒れたまま、私に縋るように弱々しく放たれたお兄ちゃんの声はもう、聞こえない。