side大和






俺の両親は人間だ。



だから世界を、人間を、支配しようとする清華魔法学園はおかしいとすぐに感じた。







「光よ!!他の者を砕く拳となれ!!」





「風よ、我を守る盾となれ」







ドォォォォォォンッ






玖音先輩の魔法の力が宿った拳と俺の盾の魔法がぶつかる。






が。





バァァァァァンッ






その攻防は一瞬で終わり、玖音先輩の魔法に負けた俺の体は吹き飛ばされていた。







「力比べで俺に勝てると思うなよ!!?」






その場で腕を回しながら怒鳴る玖音先輩。






知ってますよ、アナタが強いことくらい。