side瑞希 ずっと探していた。 俺の大切な人たち。 「火よ、他の者を貫き、焼き尽くす弾丸となれ」 俺の目の前に立つ懐かしくも、昔より随分大人になった真理絵と龍乃に詠唱を唱える。 あれから何年経ったのだろう。 ずっと探していたけれど。 こんな再開は望んでいなかった。