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「と、いう訳で♡今日はみーんなお待ちかねの清華魔法学園、学園祭の出し物を決めたいと思いまーす♡」
午後のホームルームにて。
教壇の前に立ち、今日もキラッキラの王子様スマイルを浮かべているのはもちろん我らが担任、瑞希先生。
全身ワインレッドのスーツに身を包む瑞希先生は相変わらず派手である。
.........着こなせているけどね。
「あぁ、もうそんな時期なのね」
たまたま私の席の隣に移動していた友江がポツリとそんなことを呟く。
ホームルームは基本話さえ聞いていればどの席に居てもいいみたいだ。
ま、そんなこと許しているの瑞希先生くらいだろうけど。