と、たくさんの百花の人たちだった。 「うちの大切な生徒を返してもらおうか」 「お前の大切な戦力、の間違いじゃないのか?」 微笑む理事長にアルバーロ様も微笑む。 が、互いに目が全く笑っていない。 「紗久、行け」 「え」 アルバーロ様が私にだけ聞こえる声で囁く。 「お前の意志で未来を切り開け。俺はいつでもお前の味方だ」