「アイツらが守っている世界は自分たちの、魔法使いの世界だ。人間までは眼中にない」






「え、で、でも、魔法使いだって人間......」





「いや、違う。似て異なるものだ。それは今まで清華魔法学園で見てきたことなんじゃないか?」






アルバーロ様が私の言葉、一つ一つに丁寧に答えていく。







確かにそれはどこかで感じていた。



普通の一般ピーポーとして生きてきた私と、魔法使いとして生きてきたみんなでは根本から何かが違うと。





それでも。



それでも同じ人間であり、同じ人間の子どもだと思ってた。






でも、それが違うっていうの?