「おい、落ち着け、玲桜、悠。俺らが対処したら医務班のいる意味がねーだろが」 こちらで対処しようと動き出した俺たちに呆れたように待ったをかけたのは翼。 落ち着いていられるかよ。 翼の言いたいことはわかる。 俺たちは言わば戦闘要員。 戦闘以外で魔法を使うことは極力さけなければならない。 そのための一つの存在として医務班が存在する。 そして俺たちに求められることはただ戦闘に全力で魔法を使うことだけだ。