「着いたよ、ボスの部屋」






珠樹が足を止めたので、私も足を止める。





目の前には大きな扉。





ここが、アルバーロ様の部屋。







「僕たちの役目はここまで」





「え」






微笑む珠樹の言葉に驚いて小さな声が漏れる。