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「やっと落ち着いたわね」
用意された洋風な朝食を食べる私にコタがため息混じりの微笑みを向ける。
ここは無駄に豪華な食堂。
机は無駄に縦長なのに座って朝ごはんを食べているのは私たちだけだし、赤と金で統一された部屋はめっちゃキラキラだし、本当に豪華絢爛で異質な空間。
朝起きたらまずここに来て、朝食を食べるのがいつもの流れ。
コタと珠樹に拉致されてから早、3日。
私が連れて行かれたのは反逆組織heartのお城のような一施設だった。
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