「アタシたちは別に戦いたい訳じゃないの。ただ、アナタを連れて行きたいだけ。だから......」





真剣な表情でオネェ口調の美少年が話をする。




そして...






「交換条件よ。アナタが大人しくアタシたちに従えば、そこの王子様にはもう手は出さないわ」





私に交換条件を提示してきた。







「えー、コタ勝手に決めないでよ。暴れ足りない」





「お黙り、珠樹」







オネェ口調の美少年の言葉に残念そうに肩を落とす幼顔美少年にそれを冷たくあしらうオネェ口調美少年。








「......はぁ、はぁ」







私が大人しく従えば、ノエルは助かる。