「光よ、他の者を吹き飛ばす嵐となれ」 パァァァァァァッ 幼顔美少年が詠唱を唱えると共に幼顔美少年の目の前に白い光を帯びた風の渦が現れる。 そして...... ドォォォォォンッ 「ぐはっ」 ノエルがそれを防ぐよりも早くその魔法はノエルに直撃していた。 早い。 詠唱を唱える暇さえ与えない。 ズササササササッ 地面に体を叩きつけられながら遠くへ飛ばされるノエルの体。