「今のは邪魔をされたって認識でいいよね?」 「そうね、そうなっちゃうわね」 幼い顔の美少年が面白そうに笑みを深める横でもう1人のオネェ口調の美少年が微笑みながらもため息をつく。 「あぁ、アタシとしては手荒にいきたくなかったんだけどねぇ...。美少年だし」 憐れむような、オネェ口調の美少年の同情の瞳がノエルに向けられる。 嫌な予感がする。 いや、むしろ嫌な予感しかしない。 私よりもノエルに。